文平堂の職人さん

文平堂の漆器たちを世に送り出す為になくてはならないProfessionals!

 

職人さんの技はもちろん!数々の質問で人柄・プライベートを紹介し

「すご~い! 楽しそう!やってみた~い!・・・」

たくさんの「!」で漆器により親しんで頂きたいと思います。

 

尾花忠生さん 利子さんご夫妻

 

 

尾花忠生さん

昭和22年10月09日(65歳)

加賀市山中温泉塚谷町在住

奥様の利子さんが縁の下の力持ちとなり、ご主人を支えていらっしゃいます。

Q1.  何の Professional ですか?

     漆塗り (吹き付け)

Q2. なぜ、職人になろうと思ったのですか?

      親の姿を見て。

Q3. 仕事へのこだわりは?   

     製品の仕上がり!美しくきれいに!

Q4. 誰にも負けないと思うことは?

     仕事に対する情熱!!これは負けんぞ!

Q5. 趣味は?

     ボランティア  ・・・公道の落ち葉や雑草などきれいにしてくれます・・感           謝!!    

Q6. 好きな食べ物・嫌いな食べ物

     好きな物は、麺類全般。 嫌いな物は、香草類。

     ホウレンソウも最近食べれるようになりました。

Q7. 子供の頃、将来何になりたかった?

     バスの運転手さん。

Q8.  山中漆器の良いところは?

     地元、山中で一貫して製造できるところ。安心して使ってもらえます。

Q9. HPを見て下さっている皆様へ一言。

     漆には抗菌作用があるので、しまっておかずに、普段にも気軽に使ってもらい     たいです 木には温かみがあり人の心をホッとさせてくれます。

    皆様の食卓に一つでも多く漆器が増えますように! 

Q10. (奥様に質問)ご主人のステキだなぁと思うところは?

    何事にも一生懸命なところです♥

 

今年で結婚43年を迎えられる尾花ご夫妻は、文平堂になくてはならない職人さんの一人です。

職人仲間や町の人からの信頼も厚く、仕事に対する情熱は熱く、自他ともに認められています。

初めは「手塗り」の職人から始め、のちに今の「吹き付け」に転向したそうです。

塗りの工程は、手塗りも吹き付けも同じで、使用する漆も同じ。手に持っている機具に漆を入れ木地に向かってシューっとスプレイしていきます。

一つの物を仕上げるのに、表を塗って乾かし→裏を塗って乾かし・・と最低でも10日はかかります。

1年のうちで4月~6月前半頃と10月~11月頃が塗りの仕事で一番やりやすい時期だそうです。人の過ごしやすい時期が漆を扱いやすい時期でもあるのですね!!

汁椀・茶托・皿・・・様々な形状がありますが、これが好き!というこだわりは無く、何でも同じ!仕上げにこだわって仕事をするだけや!と熱く語ってくれたのが印象的でした。

利子夫人は木地を研いたり、拭いたり、箱に詰めたりと、ご主人の仕事をサポートしています。

奥様にご主人の魅力は?と聞いたところ、

『仕事はもちろん、町のこと、ボランティア、何でも一生懸命にするのがステキ☆

それがウチのお父さんや♡』と笑顔で誇らしく話してくれたのが印象的でした。

 

今回はありがとうごさいました!!

これからも文平堂をよろしくお願いします。

 

 

 

佐竹 一夫さん   佐竹 功成さん

佐竹一夫さん

昭和17年1月10日生

加賀市山中温泉菅谷町在住

 

日本工芸会 正会員

伝統工芸士

山中漆器木地挽物技術保存会会員

 

昭和53年に山中漆器木地新作展で石川県知事賞受賞を皮切りに、様々な工芸展において賞を獲得されている、輝かしい経歴の持ち主です。

三代目の功成さんと若いお弟子さんをかかえ

伝統工芸の保存、継承者の育成そして文平堂のため日々ご活躍です。

Q1.何のProfessional!ですか?

    木地挽き(二代目)

Q2.子供の頃、将来何になりたかった?

    木地挽きの職人

Q3.なぜ、木地挽きの職人さんになろうと思いましたか?

    父親がやっていたから。

    中学校の選択科目授業で、木工・木地・塗りの選択があり、この頃から勉強していた。

Q4.仕事へのこだわりは?

    良い木を選ぶこと。良い木を丁寧に挽いてよい品を作る。

Q5.誰にも負けない!と思うことは?

    仕事に対する情熱と数々の伝統工芸展への出展に意欲を燃やしています。

Q6.趣味は?

    音楽鑑賞。 演歌や あやか の歌も好きです。

Q7.好きな食べ物、嫌いな食べ物は?

    毎晩のお酒は一日の楽しみです。嫌いなものは無し!

Q8.木地挽きで得意な技は?

    薄挽き 超薄挽き!

Q9. 挽きやすい木や型は?

    刃物のあたりがいいのは「栃」 欅を挽くことが多いです。

    型は何でもOK!

Q10。仕事のしやすい季節は?

    梅雨は×  木地が湿気を吸って膨張しやすいので。

    9月~10月頃がいいです。

Q11. 木地を挽くカンナの種類は?

    カンナは常時100本程あり、他に細かい道具が50種類ほどあります。

    自分の道具はすべて自分で作ります。

Q12.山中漆器のよいところ

    木地に関しては、山中は縦木(木を輪切りにした物を挽く)を得意とし、ゆがみ                  

     がなく丈夫な物が出来ます。         

山中漆器は、木目の良さをいかにうまく見せるか、というところにこだわります。  

一方、輪島は、木の目を潰し、下塗りし、漆で仕上げています。このような工程から金額も割高になってきます。

木地、塗り、蒔絵とも最高レベルの職人がそろう山中漆器を、是非普段使いより身近において頂きたい。

        

轆轤(ろくろ)、カンナは一人ひとりに違っており、座る高さ、足の位置、カンナを持った時の木地との距離・・・それぞれに合ったものを使います。

カンナも全て自分専用の物を自分で作ります。

使いやすいサイズ、刃の角度、型・・・鍛冶屋も自分で!

  佐竹さんより山中漆器の将来に一言・・・

今現在、山中に木地挽き職人は40~50人います。

轆轤研修し、卒業していった人たちが山中に残って仕事ができるように、漆器業界も行政も

協力して、若者たちを育成して欲しいと思っています。

 

 

佐竹功成(ヨシナリ)さん

昭和45年生

加賀市山中温泉菅谷町在住

 

金沢美術工芸大学 大学院終了後、企業に就職されたのち、お父様に師事されました。

数々の伝統工芸展入選・受賞のち、2006年には日本工芸会 正会員に認定され、尚も美術展、工芸展、個展そして山中漆器のため日々精進されています。

仕事は15年目です。ほかの職人さんよりもキャリアが浅いので、日々勉強しています。

木地を挽く際に、型を揃え、その時の気の性質に合せて挽くのが難しいです。

いつもは椀を挽くことが多いので、別のもの いつもやらないものを挽くと楽しい。

個展や工芸展の作品を挽くときはワクワクします。

 

技術センターにも入って、基礎・専門的な事を学びましたが、一定の技術をもって日々仕事をしてる中で失敗することもあります。

現実の仕事と技術の向上との兼ね合いが難しいです。

早く一人前になりたいです。

茶道具の勉強のためお茶を習っています。

道具を挽くだけでなく習うことで、茶道の世界を知り、道具を知り、物づくりにヒントをもらえたらいいなと思っています。

 

佐竹さんより三代目の息子さんへ一言・・・

 作品展や展示会に積極的に出品し、賞もとっているようです。

 良い仕事をするようになったとおもっています。

 私以上にこだわりがあるので楽しみです。

 

若い女性ふたりもお弟子さんとして、佐竹さんの工房で働きながら技術習得に意欲をもっておられます。

青森、広島とそれぞれ遠方出身で、山中漆器に興味をもち、研修場で学びその後も山中に残って活躍されています。

『なんでもこなせる佐竹さん!

怖い時もあるけど、優しい佐竹さん!!』

 

年々職人さんが減少する中で、県外より若い人材が山中温泉に集まる理由には、石川県山中漆器産業技術センター/挽物轆轤技術研修所 の存在が大きくあげられるでしょう。

ここで佐竹さんも専門講師として、山中漆器産業を担う後継者や人材の育成に貢献されています。

 

このような方が文平堂の一部を担ってくださていること、とても心強いです!

これからもどうぞよろしくお願いいたします!

ありがとうございました!